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東北大学加齢医学研究所 心臓病電子医学分野
東北大学大学院医工学研究科人工臓器医工学講座/ 医学系研究科内科学専攻心臓病電子医学
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Jindrichuv Hradec チェコの田舎町、インドジーフ・フラデッツにあるギネス認定の小型ロボット。

 中欧の国家は、どうやら、どこでもそうらしいんですが、チェコ共和国は、いくつかの文化圏に分離しています。ボヘミアの領分にはブルノの城下町が中心になっています。ボヘミア地区の中心、ブルノからちょっと離れたところにある、小さな小さな田舎町。インドジーフ・フラデデックを訪問する機会を得ました。

 動脈硬化の診断パラメータの一つであるCAVIは、国際医学雑誌では、世界で最初に東北大学から発表されましたが (Biomed Pharmacother. 2004 Oct;58 ; 95-8)、ヨーロッパで最初にCAVIが導入されたのが、チェコの開業医医師会の会長であるベルーカ医師のクリニック。そこで、血管年齢の算出などがよくわからんので、日本で、実際に開発に携わった医師の話を聞きたいと要請があり、訪問の運びとなりました。ちょうどミュンヘンで高血圧学会があった帰りでもあり、ブルノのマサリク大学の友人ドブサク教授のラボを訪ねるついでもあったので、人口三万の小さな田舎町、インドジーフ・フラデクに立ち寄ることになりました。

 先方は、日本から開発のプロフェッサーが来ると言うので、えらく歓待されて、公会堂になっている教会でインドジフフラデクの市長さんにまでお会いする栄を得ることとなり、たいへん恐縮しましたが、分厚い、でも、一冊だけの公式訪問者のサインの記録を見ると、確かに日本人は僕らが最初みたい・・・(どうやら漢字は僕らだけ?)、最初に見る日本人が、こんな僕らなんかでいいのかな?とも、ちょっと思いましたが・・・良く味がわからない(私がわからないだけです・・・^^;)地元のワインで乾杯。公式の行事なんだそうです。

 ベルーカ医師のご案内で、地元のお城の観光に・・・お城の庭では、この町の市民楽団が今晩のコンサートのリハーサルを場内で催していました。はげ頭のおっちゃんたちが、ラフなTシャツ姿で気持ち良さそうにリハーサルしている  ・・・よ〜く、場所柄を考えてみると、ここはまさしくモルダウ地方!

 モルダウ川の畔で「モルダウ」などの演奏を聴くと、市民の皆様の郷土愛を感じ、中欧の伝統の厚みが伝わってきました。

 ベルーカ医師が、これだけは見ておけ、と自慢の博物館で見せられたのが、小型の人形がたくさん並んだ壁いっぱいのパノラマでした。

 いや、正直。すごい大きさすごい規模。写真では伝わりませんが・・・

jindris.jpg

 キリスト国には、キリスト生誕のベツレヘムの場面を、ミニチュア人形等で彫像等で作るNativityという文化(キリスト降臨を特に指す固有名詞になっているようで、彫像群の名前にもなっているらしいです)があるそうなのですが、ここにあるのは19世紀に造られたにもかかわらず、世界最大の規模でギネスに登録されたそうで、ベルーカ医師会長は、たいへんうれしそうに自慢しています。

 見れば、キリスト生誕の時代風景を表すたくさんの人形が壁いっぱいに飾ってあり、いくつかの人形は、自動で動いてマーチしたり畑を耕したりしています。ホントに当時の技術だけで動くそうです。

 キリスト誕生を予言した三博士がマリアさんの周りを動きまわっている・・・聴けば100体以上の人形が自動で稼働し、1000体くらいの人形が飾ってあり、ここにあるのは、ごくその一部にすぎないといいます。

 驚いたことに、これをすべて、たった一人で作った19世紀の農夫がいたというのです。

 なんつうことない普通の農家の爺さんで、隠居後、農家を息子に譲って、何やら地下にこもってトンカンやってたチェスキー・クルムロフという名のおじいさんの作なのだそうです。

 ベルーか医師会長さんのお話しでは、おじいさんが亡くなった時、初めておじいさんがなにかやっていた地下室を覗いてみた息子さんが、驚愕したそうです。

 豊かな農家の広い地下室いっぱいに1376体の人形(一説には2000体!!!)

 しかも、それぞれが自動で動いて、キリスト生誕の物語を彩りながら祝っているのです。

 まあ、日本の江戸時代の自動人形もなかなかだと思いますが、規模の面ではこのチェコの田舎町の圧勝ですね。・・・と、言う訳で、世界一が大好きなアメリカの新聞記者が記事で紹介し、評価。審査の結果、ただちにギネスに記録されたそうです。

「仕事をして死にたいのだ。自分を変えるということはこんなにも難しいことなのか」

 東北大学の医学部解剖学教室のロビーには、こんな「書」が飾ってあります。6年間の中で最も厳しい解剖実習の中、東北大学医学部卒業生には大変印象深い言葉として脳裏に刻み込まれています。この田舎町の力作に、昔の書を思い出しました。

 一生をかけて、出来上がった世界一の作品・・・研究者もこうありたいものです。


東北大学加齢医学研究所 心臓病電子医学 山家智之

Last modified:2012/07/18 23:25:00
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