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今年も例年通り、12月12日土曜日、加齢医学研究所病態計測制御分野の医局において、恒例の年末の症例検討会が開催されました。私たちと東北厚生年金病院循環器センター、東北厚生年金病院、宮城県立循環器呼吸器センター、宮城社会保険病院宮城社会保険病院循環器科、仙台市立病院仙台市立病院循環器科、宮城県立がんセンター循環器科、塩釜市立病院塩釜市立病院循環器科、公立黒川病院等の公立黒川病院循環器科などで最前線の臨床の現場で尽力されている諸先輩、非常勤講師の先生方と共同で循環器科の診療成績向上へ向け、例年通り臨床症例検討会を開催し、症例の勉強をさせていただいております。{{br}} 2009年には、(2008.12-2009.11)、宮城県内の四千数百症例の循環器疾患を持つ患者様たちに、私たちの関連病院での入院加療を受けていただいた計算になります。(公立黒川と宮城社会保険が、計算機トラブルなどで症例数が12月12日までにが間に合いませんでしたので数字は現在まだ不確定です)。年間で平均すると、心筋梗塞などの症例の死亡率はそろそろ10%を切りそうな感じになってきましたが、病院の到着時に完全心肺停止になっている状態での患者様の救命率が最後の壁になっているようです。
{{br}} 宮城県立循環器呼吸器病センターからは、1型の解離に左主幹部閉塞を合併した弁膜症の術後慢性期の症例の救命例が報告され、参加者の興味を集めていました。担当した三引先生はLMTを再還流できた経過を説明、心臓外科からは、弁置換後だったのでタンポナーデに移行せずにすんだのではとのコメントがあったとの旨。宮城社会保険の秋野先生からpseudoから還流されていたのでは?との意見もありました。なるほど冠動脈造影だけではLMT100の先は見えないのであり得たかもしれません。再還流後の造影ではフラップは見えなかったようでしたが抑えられた後なのかも知れません。興味深い症例にご症例に対し、他の病院の先生方からも積極的にご意見をお寄せいただくと寄せいただくことで、皆さん勉強になります。
昔はLMT病変の心筋梗塞は、決して助からないと言われた時代もありました。 医学の世界も日進月歩で、昔は救命できなかった症例においても急速な成績の向上を見ているようです。
今後とも宮城県内の循環器疾患の患者様の診療成績の向上のため勉強していきたいものです。
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