医薬品機構基礎研究事業五大学総合プロジェクト

波動型補助人工心臓開発プロジェクト!

五大学共同研究体制 

 欧米の人工心臓は大きすぎてほとんどの日本人には埋め込めませないことはもはや定説になっています。小型化のためにはロータリーの応用もありますが脈がなくなると言う生理学的な問題が残ります。そこで東北大学では駆動周波数を増加させる振動流ポンプを開発してきましたが、周波数を増加させるためには、必ずしも往復運動にする必要はありません。このプロジェクトで開発される波動型人工心臓は、回転運動を変換して揺動運動から容積を拍出する方式に変換する全く新しい人工心臓です。

 この人工心臓を開発するために、厚生省医薬品機構副作用被害救済・研究振興調査機構の受託研究により、東北大学の他、東京大学早稲田大学北海道大学九州大学及び国立循環器病センターなど、五大学一研究センターの共同研究で平成8年から13年まで五億円をかけて研究開発の基礎研究を行ってまいりました。

 このたび、この研究のベースの上に平成14年度から五年間、再び五大學共同で波動ポンプを応用した埋め込み型補助人工心臓を開発する目的で、総額五億円が見込まれる大型予算が医薬品機構で採択されました。

 東北大学では経皮エネルギー伝送システム開発と、補助心臓の動物実験による心補助効果に関する研究、多臓器不全を予防するための臓器循環制御の研究が行われる予定です。

 五年後には臨床に供するシステムの完成が見込まれています。


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