平成14年度 東北大学艮陵協議会研修部会

医局アンケート

加齢医学研究所病態計測制御分野(大学病院心臓血管外科診断部門)
(講座・教室名 加齢研ME


1. 現在の医局員数 30名

 うち 教官(助手以上) 4人 ・ 医員 0人 ・ 大学院生 12人
    研究生 2人 ・ 初期研修医 0人 ・ その他の医局員12人


2.入局後の待遇  

 アルバイトについて: 8回位 / 月

 長期休暇について
  夏季 有  
    期間 10日位、その内、連続して 7日間位
  冬季 有
    期間 10日位、その内、連続して 7日間位


3. 医局員の海外留学
 医局の何割くらいの先生が海外留学の機会をもたれますか?
  
  まだ1割くらいでしょうか?

 過去五年間の海外留学者数

  いろいろ引き合いがありますが、人が足りなくて出せないでいます。希望者がありましたらいくらでも交渉できますので、一声かけて下さい。
  最近では、10年目くらいで助手の先生がオランダでビジティングプロフェッサーで、招かれています。また昨年は、日本人の希望者が居なくて、大学院を卒業した中国からの留学生をオタワ大学の人工心臓研究所へ現在派遣中です。

4. 専門医・認定医・指導医などの取得について

 取得可能な専門医・認定医・指定医

  基本的に循環器内科の研究室ですので、内科の初期研修の後、循環器科で後期研修や研究を行う場合が多く、内科認定医、循環器科認定医取得をお勧めしています。うちのお友達病院をいろいろローテートすれば、症例もこなせますので、医学博士号とこれらの認定医取得を目指している医局員が多いです。
  また、仲間内の病院に PTCAが好きな先生が多く、心血管インターベンション認定医・指導医を取得している先生も多いです。200例のPTCAを施行していただいて認定医、400例の症例で指導医の申請が可能ですが、指導医の居る病院でないと、指導医の資格が取れない規定になっており、現在は大学病院では指導医の資格取得は不可能なので、症例の多い関連病院に一時勤めて貰う必要があります。http://mec1.idac.tohoku.ac.jp/R-MEC.html
  日本超音波医学会の認定医・指導医も取得可能で、資格が在れば将来的には学会では検査の保険点数に差を付ける方向性もあるようですが、開業の先生方の反対もあるようで難しいかも知れません。
  15年目くらいになれば、心臓病学会のFJCCの認定も申請可能です。この制度はうちの名誉教授が中心になって制定した制度なのでお勧めしています。
  この他、心臓リハビリ専門医や、老年学会の認定医、産業医など、みんな好き勝手な専門医を申請し、取得しているようです。

 何割くらいの先生が取得されますか?

  大体みんな何かの認定医や専門医はもっていますが、把握しきれないところもあります。現在のところ、博士号以外では、専門医・認定医のあるなしで病院に置ける待遇に何らかの差があったという話は聞いていません。

5. 大学院について

 現在、大学院進学は可能ですか?
  勿論可能です。

 一学年何名まで受け入れ可能ですか?
  特に制限は設けておりません。何名でも可能です。

 臨床にはどのように携わりますか?
  加齢研MEのお友達の病院を手伝いつつ、収入に不安がない状態で、実験日に実験を行って学位取得を目指していただいている場合が多いですし、希望が在れば例えば工学部などに閉じこもって、一切臨床から離れて研究に専念する場合もあります。

 研究にはどのように携わりますか?
  基本的には、研究室で実験を行って学位を申請するのが理想ですが、歴史的に医工学連携研究を手広く行ってきており、工学部の研究室での研究にも広く門戸を開いています。http://mec1.idac.tohoku.ac.jp/Welcome.files/link.html

  医者なので、一応、臨床を診ながら研究も行うのが理想だという教授のコンセプトで、ケースバイケースで医局の皆さんの進路を相談しています。直ぐ子供が産まれて収入が必要な人も居ますし、臨床に全く未練のない人も居ます。これまでは個人の都合を最優先に相談に乗ってきましたし、これからもその方針です。
  要するに、「自分が何をしたいか!」が、重要だと思います。加齢研MEでは、皆さんの希望を第1に全面的にバックアップします。医局員が百人以上居るような巨大組織じゃないので小回り良く皆様の希望に対応します。

 大学院生の割合はどの位ですか?
  今後、学位所得の方向性がどのように変わっていくのかが分かりませんので、基本的に大学院の方がベターかも知れません。現在は医学博士号があった方がよいと考える方は、大体は、大学院へ一度は入学しているようです。一部、退学して、工学博士へ路線変更した先生や、ダブルドクターを目指した先生も居ます。これも、個性に合わせて人それぞれです。

 経済的にどのような状況になりますか?
  リッチですねえ・・・あちこちの病院からの頼まれバイトも多いので、大学の助教授の倍くらいの収入の方も居ます。勿論、臨床なんか興味なし! と言う人は、研究専念の人も居ます。
  これも、その人その人で希望に応じています。
  
 大学院重点化について
  宮城県の地方の住民の命は、国家にとっては綿のように軽いようです。
  重点化による医師の大学病院への引き上げに伴って地方病院の医師が枯渇し、あちこちから悲鳴が聞こえてきます。うちのような小さい医局にまで、地方の中小大病院から医師派遣の依頼が嵐のように来ます。これにトドメを刺すのが、初期研修必修化で、スタッフの医師から研修医まで居なくなった地方病院は、科を閉めたり病棟閉鎖を考えているところもあります。
  思い起こせば、戊辰戦争に負けた東北にはそもそも大きな病院が少なく、宮城県には帝国大学がありながら、医学部は一つしか在りません。一つの医学部で医師養成と大学院重点化を行うなら、医学部の定員は今の倍必要です。更に、大きな病院が少ない東北には必然的に研修病院も少なく、16年度以降は、少ない医学部定員が速やかに東京へ流れる構造になっています。
  平成16年以降、宮城県の幾つの地方病院が立ちゆかなくなるのか?現在の国家の施策は、明らかに宮城県だけを直撃する結果になります。

6. 本年度の医局員募集期間・入局の相談窓口

 入局も勿論、見学も随時受けいれています。
一昨年は、1月頃、突然
「研修病院を辞めてきました。入局させて下さい!」という新入生が現れて、目が点になりましたが、現在は市内の病院で頑張っています。
 新卒でも研修後でも、また研修を中退した方でも結構です。いつでも遊びに来て下さい。

相談窓口

山家智之 yambe@idac.tohoku.ac.jp
西條芳文 saijo@idac.tohoku.ac.jp
南家俊介 nancha@idac.tohoku.ac.jp

tel: 022-717-8517, fax: 022-717-8518